MWP15

M　　W　　P　　1　　5

千葉県船橋市
集合住宅

本物件は船橋駅から徒歩5分、京成線高架近くの2項道路に面した変形敷地にある。

施主は本計画敷地の対面の土地も所持している個人クライアントである。

前面道路は行き止まりのため住人専用の道となっており、ゆっくりとした時間が流れていた。

対面の将来計画もあり、各々の建物配置をL型とすることによって、空地同士が狭い2項道路に住人達の中庭のような小さな広場を創りだすことを目指した。

L型配置は、各住戸3面以上が外壁に面し独立した住戸の集合体となり、大きな土間エントランスと水回りの間の居室に2面採光を実現している。

室内を少しでも拡げるため、75mm×150mmの溝形鋼の柱内含めた壁内断熱を行い、鉄骨耐火構造で140.5mmの薄い壁厚となっている。

壁厚が薄く外壁面から出てしまう基礎を、周囲の塀高さにあわせたスカートのような下見張りが柔らかく覆っている。